【夜中に起きる理由】2〜4時に目を覚ますのは恐怖や発達の問題じゃない|科学でわかる本当の原因
夜中に起きるのは「暗闇が怖いから」ではありません
「夜中に何度も起きる」「添い寝じゃないと寝ない」「抱っこや添い乳を求めてくる」
そんな我が子を見て、夜通し寝れないなんて発達に問題あり?ずっと親の布団に入り込んで自立できなくなる?と不安になったことはありませんか?
でも実はそれ——真逆です。
夜中に起きる行動は、実は愛着が“ちゃんと機能している証拠”だと発達心理学・脳科学の研究でわかっています。
子どもが夜中に起きる本当の理由【発達心理学】
夜は「脳の防御力」が下がる時間帯
発達心理学では、夜になると脳の防御機能が弱まり、日中は抑えられていた 愛着欲求(つながりたい気持ち) が一気に表に出てくると言われています(Siegel & Bryson, 2011)。
つまり夜中に起きるのは怖がりだからでも、甘えすぎでもない。「ママとつながりたい」というごく自然な本能反応です。
なぜ2〜4時に起きやすいのか?
ストレスホルモンが上がる時間帯
研究によると、子どもは 2〜4時頃にコルチゾール(ストレスホルモン) が上昇しやすいことがわかっています(Sadeh et al., 2004)。
大人はこの変化を自分で調整できますが、子どもはまだ 自律神経の調整機能が未熟 (Porges, 2011)。だから「自分で落ち着けない」「不安を処理できない」「誰かの助けが必要」という状態になるのは、脳の発達上、当たり前 なのです。
添い寝・添い乳・抱っこで落ち着く科学的理由
子どもが安心するのは「ママだから」だけではありません。
安心のスイッチになるもの
- 匂い
- 体温
- 心拍のリズム
- 触れられる感覚
これらはすべて副交感神経(リラックスの神経)を活性化 させます(Feldman, 2017)。だから抱っこ・添い寝・添い乳でスッと眠れるのは、脳と神経が「安全」を感じている証拠。甘えではなく、生存本能そのもの です。

子どもは「安心を借りて」育つ
子どもは最初から一人で安心できるわけではありません。脳科学者ブルース・ペリー博士はこう言います。
子どもは、親の落ち着きを“借りながら”自分の安心を内在化していく
前頭前野(感情を調整する脳)が成熟するにつれて、少しずつ「自分で落ち着く」「夜の不安を処理する」「自立した睡眠」ができるようになります(Perry, 2021)。

夜中に起きる=愛着不足ではない
むしろ逆です。ママを「安全基地」と認識しているからこそ、助けを求めて戻ってくる。これは ❌ 依存 ではなく ⭕ 信頼関係がある証拠です。
愛着抱っこ育児は間違っていない
夜中に起きる日々はしんどい。眠れないし、余裕もなくなる。でも科学的に見ると——あなたのやっている「抱っこ」「添い寝」「寄り添い」は、すべて子どもの脳と心を育てる行動 です。
まとめ|夜中に起きる子を育てているあなたへ
夜中に起きるのは「甘え」「わがまま」「育て方の失敗」ではありません。ちゃんと愛着が育っている証拠。
今日も夜中に起きたあなた。それは間違ってない。愛着抱っこ育児で、親子で“安心”を積み重ねていきましょう♡