みんなを癒す「抱っこの科学」
スリングで深まる絆とリラクゼーションの力⤴︎
はじめに触れることは、愛のはじまりです🩷

私たち人間にとって、「触れること」ほど強く心をつなぐ行為はありません。
触覚は、言葉よりも深く伝わる“愛と安心の言語”。
これは本能レベルで私たちの心身を癒してくれる、最も自然なスキンシップです。
実際、科学的にも「触れること」は母親と赤ちゃん双方に幸福感とリラクゼーションをもたらすことが明らかになっています。
オキシトシンがつくる、母と子の絆
ラットの研究でも、温もりやタッチがオキシトシン(愛情ホルモン)の分泌を促すことがわかっています。オキシトシンの増加は、ストレスホルモンであるコルチゾールの低下や、血圧の安定などにもつながり、心身を落ち着かせる作用を持ちます。

この分野の第一人者、Kerstin Uvnäs Moberg博士の研究によると、オキシトシンは人間にも同様の影響を与え、
不安やうつなどのメンタル面の改善にも役立つことが示されています。
抱っこをたくさんして、常にお互いの温もりを感じている親子はオキシトシンがたくさん分泌されています☺︎
なんかあのママ...小さな赤ちゃんがいるのに落ち着いてる!?すごく笑顔で子育てしてる!
これって実は心地の良い抱っこかも...?♡
産後うつと「抱っこ」の関係
〜スキンシップが回復を助ける〜
産後うつは、誰にでも起こりうる自然な心の反応です。
大切なのは「ひとりで抱え込まないこと」そして「体と心をつなぎ直すこと」
ある研究では、毎日赤ちゃんと肌と肌でふれあう時間を持った母親は、
そうでない母親に比べて1週間後・1ヶ月後のうつ症状が有意に少なかったと報告されています。

さらに、スキンシップを多くとったグループの母親は、
1ヶ月後の**唾液コルチゾール(ストレスホルモン)**も明らかに低下。
抱っこが、ママ自身の心を回復させる“セラピー”になることを裏付けています。
スリングで「心拍リズム」がシンクロする不思議
赤ちゃんとママの間では、肌と肌の接触だけでなく心拍のリズムまでが共鳴することが知られています。
母親と3ヶ月の乳児を対象とした研究では、抱っこ中の接触時に母子の心拍が協調することが観察されました。
さらに、抱っこの中で声かけや表情のやりとりがあると、
この「心のシンクロ」は指数関数的に高まることが示されています。
スリング抱っこでは、赤ちゃんの顔が自然と見え、
声をかけたり、微笑み合ったりする機会が増えます。
それが結果的に、親子の心を同調させ、愛着を深める環境をつくるのです。
エネルギーを節約しながら愛を深める“抱っこ”
意外なことに、腕で抱くよりスリングで抱く方が16%も省エネという研究結果があります。
つまり、スリング抱っこはママの身体的負担を軽減しながら、
同時に赤ちゃんとの密着時間を増やせる“効率的な愛情表現”なんです。

スリング抱っこが「母の自信」を取り戻す
皮膚と皮膚のふれあい(カンガルーケア)を実践した母親は、
そうでない母親に比べて「自分は赤ちゃんを守れる」という感覚=自己効力感が高まったと報告されています。
つまり、抱っこを通じて「自分はちゃんと母親できてる」という感覚が自然に育つ。
これは、産後の心の回復において非常に大きな意味を持ちます。

まとめ:スリングは、科学が裏付ける“愛のツール”
- オキシトシンの分泌でストレスを和らげる
- 心拍が同調して絆を深める
- 産後うつのリスクを下げる
- 体への負担を軽くし、母の自信を高める
ベビーウェアリングは、単なる抱っこの道具ではなく、
母と子の心を結ぶ「愛と安心のスイッチ」です。

あなたと赤ちゃんが、心でつながる時間を。
スリングを使うたびに、赤ちゃんの体温と一緒に、
あなた自身の心も少しずつ癒されていくはずです。