【Pikimamaブログ】「なんでもっと考えてから動かないの?!」 ― 実はそれ、子どもの脳にはまだ難しいことなんです。 ―

【Pikimamaブログ】「なんでもっと考えてから動かないの?!」 ― 実はそれ、子どもの脳にはまだ難しいことなんです。 ―

|投稿者:ピキママの育児

「なんでもっと考えてから動かないの?!」

実はそれ、子どもの脳にはまだ難しいことなんです。

「なんでもっと考えてから動かないの!」

子育てをしてて、一度は口にしたことがありませんか?

危ないと分かっているのに飛び出す。
弟を叩く。
思ったことをそのまま口にする。
宿題より遊びを優先する。

そのたびに

「この子、大丈夫かな…」

と心配になってしまいますよね。

実は私もそうでした。

何度「ちょっとは考えてから行動して!」と怒ったか分かりません(笑)。

でも、脳の発達を学んでから、この言葉を言う回数は本当に減りました。


「考えてから動く」は、脳のブレーキ機能

私たちが

  • 衝動を止める
  • 先を考える
  • 順番を待つ
  • 感情をコントロールする

こんなことができるのは、「前頭前野」という脳の働きのおかげです。

前頭前野は、車でいうブレーキ。

一方で、「やりたい!」「今すぐ!」というアクセル役の脳は、小さい頃からとても元気です。

つまり子どもの脳は、

アクセルは全開なのに、ブレーキはまだ工事中。

そんな状態なのです。


前頭前野は20代半ばまで発達を続ける

前頭前野は乳幼児期から少しずつ発達を始めますが、幼児期・学童期・思春期を通して成長し続け、成熟するのは10代後半から20代半ば頃と考えられています。

つまり、
幼稚園児が勢いで走り出す。

小学生が先のことを考えずに行動する。

10代が感情的になる。

これらは決して珍しいことではありません。

もちろん個人差はありますが、多くは「脳が未完成だから起こる行動」なのです。


だからこそ、感情が爆発している時は説教のタイミングではない

子どもが興奮している時、つい私たちは

「だから言ったでしょ!」と言いたくなります。

でも実は、その瞬間はブレーキ役の前頭前野が十分に働きにくい状態。

そんな時に長い説教をしても、なかなか頭には入りません。

まずは

「悔しかったね。」

「びっくりしたね。」

「嫌だったんだね。」

そんなふうに感情を言葉にしてあげること。

感情に名前をつけること(Affect Labeling)は、感情を落ち着かせ、前頭前野の働きを助けることが研究でも示されています。

気持ちが落ち着いてきたら、

「じゃあ次はどうしたらよかったかな?」

と一緒に考える。

この順番がとても大切なのです。


我が家ではこんなふうに話しています

私は子どもに時々こう伝えています。

「まだ脳が発達途中だから、思わず動いちゃうことはあるよね。

でもね、考える力は練習すると少しずつ育っていくんだよ。

だから一緒に練習していこうね。」

すると子ども自身も、

「あ、今ブレーキ使えなかった。」

なんて笑いながら話してくれることがあります。

脳のことを知ると、「ダメな子」ではなく、「今まさに育っている途中なんだ」と見られるようになるんです。


子どもは今日も「考える脳」を作っています

「考えてから動きなさい。」

もちろん、いつかはできるようになってほしい。

でも、その力は怒られて急に身につくものではありません。

前頭前野は、

安心し、
失敗し、
一緒に振り返る経験を積み重ねながら、

少しずつ育っていきます。

だから今日もし衝動的な行動をしたとしても、

「まだ工事中なんだな。」

そう思えるだけで、親の関わり方は大きく変わります。

子どもは今も、一生懸命「考える脳」を育てている最中なのです。


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