「ママ大嫌い!」は愛されている証拠?
思春期の子どもとの信頼関係を築く愛着育児
思春期になると、子どもから突然「ママなんて大嫌い!」と言われてギョッとした経験はありませんか?
でも安心してください。それは子どもがあなたを本当に嫌っているわけではなく、愛着が深い証拠かもしれないです。
今日は、心理学や発達科学に基づく感情分離の考え方と、子どもの心を守りつつ信頼関係を築くための愛着育児のポイントをお話ししていきます☺︎
目次
- 子どもは「大嫌い!」と言いやすい
- 科学で証明された「感情分離」とは
- 「人」と「行動」を分けて伝えるメリット
- 愛着育児で信頼関係を深める方法
- 実践例:次に『大嫌い!』と言われたらどう返す?
1. 子どもは「大嫌い!」と言いやすい
子どもは自分の感情を整理する力がまだ未熟です。そのため、強い不快感や反発心をそのまま言葉に出すことがあります。
ここで重要なのは、「言葉」と「心の本質」を切り分けることです。
2. 科学で証明された「感情分離」とは
心理学では、感情分離(Emotion Separation / Affect Labeling)という考え方があります。
- 子どもは行動や状況に対して「嫌い」と感じることがある
- しかし、人そのものを嫌いになっているわけではない
ボウルビィの愛着理論(Attachment Theory)や、ゴットマンの感情コーチング研究でも、子どもが感情を安全に表現できる環境が自己肯定感や信頼関係に直結することが証明されています。
3. 「人」と「行動」を分けて伝えるメリット
例えば、子どもがいたずらをしたとき:
- NG: 「あなたは悪い子だからダメ!」
- OK: 「あなたという人は大事で大好き。でも今の行動はダメ」
この伝え方をすることで、子どもは自己肯定感を保ちながら、行動の改善に意識を向けることができます。
4. 愛着抱っこ育児™︎で信頼関係を深める方法
愛着抱っこ育児™︎とは、親が子どもの心の安全基地となる育児方法です。
- 抱っこやスキンシップで安心感を与える
- 感情を受け止めて言語化する(「嫌いって気持ちもわかるよ」)
- 行動と人格を分けて伝える
これらを実践することで、子どもは感情を素直に表現しながらも親との信頼関係を保つことができます。
5. 実践例:次に『大嫌い!』と言われたらどう返す?
- 「いまはこうしたかったんだよね」
- 「いまの行動は嫌だったのね」
- 「嫌いなんじゃなくて、イヤだったよね」
このように返すだけで、子どもは自分の感情を受け止めてもらえた安心感を得ます。
まとめ
子どもの「大嫌い!」は、愛されている証拠です。
大事なのは、感情と人を分けて伝えること。
愛着育児で安心感を与えつつ、行動は適切に伝えることで、親子の信頼関係はぐっと深まります。