親になると、脳が変わるって知ってた?
ママ脳とパパ脳の科学
「赤ちゃんが生まれてから、なぜか涙もろくなった」
「夫が急に“子どもと遊ぶ天才”になった」
そんな変化、実は気のせいではありません。
科学的に“親になると脳が変わる”ことが分かっています。
いわば、
ママには「ママ脳」
パパには「パパ脳」
が生まれるのです✨
ママ脳とは?
〜ホルモンがつくる「守る脳」〜

妊娠・出産・授乳を通して、女性の脳では
大量のホルモン(オキシトシン、プロラクチン、エストロゲンなど)が分泌されます。
このホルモン変化によって活発になるのが、
- 扁桃体(危険察知や感情の反応)
- 島皮質(共感)
- 前頭前野(思考と感情のバランス)
つまりママ脳は、
赤ちゃんの泣き声や表情、体の動きに敏感に反応し、
“守る”“共感する”ための脳へと再構築されます。
多くのママが感じる「常に気を張ってる感覚」や「小さな変化に気づく敏感さ」は、
まさにママ脳の働きそのものです。
パパ脳とは?
〜関わりで育つ「育てる脳」〜

一方のパパ。
ホルモン変化はママほど大きくありません。
でも実は、
“日常の関わり”が脳を変化させるスイッチになります。
抱っこ・お世話・遊び・スキンシップを重ねることで、
- 前頭前野(計画性・判断)
- 報酬系(ドーパミン経路)
-
共感ネットワーク
が発達し、「育てる脳=パパ脳」が形成されていきます。
研究でも、子どもと積極的に関わる父親ほど、
共感・理解・感情コントロールの脳領域が発達していることが報告されています。
【比較】ママ脳とパパ脳の違い
| 項目 | ママ脳 | パパ脳 |
|---|---|---|
| 変化のきっかけ | ホルモン | 行動・関わり |
| 主な役割 | 安心・共感・保護 | 刺激・挑戦・自立の促し |
| 活発な脳領域 | 感情・共感ネットワーク | 計画・遊びネットワーク |
| よくある悩み | 情報過多・気疲れ・不安 | 関わり方の迷い・自信のなさ |
| 強み | 深い共感と安心感を与える | 探求心と自信を育てる |
まとめ
“関わるほどに進化する脳”
ママ脳もパパ脳も、
性別で決まるものではなく、経験と関わりの量で育ちます。
つまり、
毎日の抱っこやお世話、遊びの中で、
ママもパパも“子どもを理解し、共に育つ脳”へと進化していく。
今日の抱っこが、
あなたの脳を少しずつ変えていくのです🧠💞
