「静かに座っている子はいい子?」
真の“思いやり脳”を育てる方法
「静かに座っている子はいい子」と褒められることはすごく多いし、確かにっちゃんと座って入れる子っていい子。
だけど本当に大事なのは表面だけの行動だけではなく、裏に隠れた『思いやり脳』です。
子どもが見せる“いい子ぶり”は一時的に周囲を安心させますが、長期的に社会性や共感力を育てるかどうかとは別問題。
今日は、発達心理学・脳科学に基づき
表面的な“いい子”ではなく、真の思いやり脳を育てる方法を詳しくお話ししていきます☺︎
1. 表面的な“いい子”と裏の思いやり脳の違い
表面的な“いい子”とは?
- 静かに座っている
- 順番を守る
- 待っている
- 言われたことをすぐにやる
こうした行動は確かに評価されやすいですが、これは言われたことをできるだけであり、優しさや思いやりがある『心の良さ』とは少し違います。
なぜなら、これらは「親や大人の目を意識した行動」であり、TPO(Time, Place, Occasion)を考えて振る舞える能力であり、子どもの心の中の共感力や感情理解とは直結しないからです。TPOをわきまえた行動や、他人に迷惑をかけない、しっかりと人の話を聞くということはもちろんとても大切です。ただ近年ではその『表面的な良い子』にばかり目がいってしまい、その裏に隠れる『思いやり脳』が育まれないケースが増えています。
裏に隠れる“思いやり脳”とは?
- 他者の感情やニーズを理解して行動する力
- 長期的に社会性・共感力・自己肯定感を育む
この思いやり脳はしっかりと小さな頃から愛着を築くことが大切だと言われています。
科学的根拠
- 安定型愛着を持つ子どもは、他者に共感しやすく、社会性や自己肯定感が高いことが研究で示されています(Ainsworth et al., 1978)
- 3歳ごろから、子どもは自分と他人の気持ちを区別する能力が芽生えます(Wimmer & Perner, 1983)
2. 年齢別に育つ思いやり脳
思いやり脳は一朝一夕で育つものではありません。発達段階に応じた理解が必要です。
3歳ごろ
- 自分以外の世界を学び始める
- 親や周囲の反応に注意を向け、他者の存在を意識し始める
5〜9歳
- TPOを理解し始める
- 公平性やルールの概念が芽生え、他者への配慮が少しずつ行動に現れる
10歳〜20歳
- 20年かけて思いやり脳が完成
- 他者の感情や状況を理解し、適切に行動できるようになる
3. 愛着抱っこで思いやり脳を育てる
自分のニーズがきちんと応えてもらえている子ほど他人のニーズに敏感になれる。そして、他人の気持ちの寄り添える子供になるからこそ、思いやり脳の土台になるのは親子の安定した愛着関係です。
愛着抱っこ育児では
- 抱っこを通して言葉のないコミュニケーションがうまく取れる
- 抱っこやスキンシップでオキシトシンが分泌され、情緒の安定・学びの力がアップ(Feldman, 2007)
- 同時に、ストレスホルモン(コルチゾール)が低下し、安心感が育まれる
表面的に静かに座っているだけでは“思いやり脳”は育ちません。
自分のニーズや感情のケアをしてもらう愛着と関係性をベースにした育児が、長期的に子どもの思いやりを伸ばします。
4. まとめ:真の“いい子”を育てるために
- 見た目の“いい子”=思いやりではない
- 3歳〜9歳の発達段階を理解して育児する
- 愛着抱っこで安心感を与えることが、真の思いやり脳育成に不可欠
抱っこってなかないでしっかりと歩ける
静かに座って待ってれる
一人で寝られるからいい子、ではありません。
大事なのは、裏の思いやり脳を育てることです。
思いやり脳が育てば、自然にTPOを理解できる年齢になれば周りの迷惑になる行為はしなくなっていきます。
親子のスキンシップを意識して、表面だけではない“本当のいい子”を育てましょう✨
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